
『 新しい自分へ 』
完全個室マンツーマンで、運動初心者・ジム通いに挫折経験のある方を中心に、トレーニング・食事・生活習慣をトータル設計しています。
RE:NEW personal gym 烏丸御池の高山です。
「ビタミン入りのプロテインって、普通のやつより効果あるんですか?」
売り場に並ぶ袋の多くに「ビタミン11種配合」と書いてあります。
値段も少し高い。迷って当然だと思います。
結論から言うと、ビタミン入りかどうかより先に、1食のタンパク質量を見てほしいんです。
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そもそも、なぜプロテインにビタミンが入るようになったのか
飲んだタンパク質は、そのまま筋肉になるわけではありません。
いったんアミノ酸に分解されて、そこから体が必要な形に組み直します。
この「分解して組み直す」作業を裏で支えているのがビタミンB群です。
なかでもビタミンB6は、タンパク質の摂取量が増えるほど必要量も増えるという性質があります。プロテインを足した分だけ、B6の出番も増えるということです。
ビタミンCはコラーゲンをつくるときに使われますし、ビタミンDはカルシウムの吸収を助けます。
どれもタンパク質と相性のいい役回りです。
だからメーカーは「どうせ一緒に摂るなら、最初から混ぜておこう」と考えた。
ビタミン入りプロテインは、その発想の商品です。
買う前に見てほしい3つの数字

パッケージの表ではなく、裏の栄養成分表示を見てください。
📋 裏面で確認する3つ
① 1食あたりのタンパク質量
粉20〜30gに対して何g入っているか。
→ 20g以上あれば合格ライン。15g前後なら「味とビタミンの割合が多い」商品です
② 1日の合計タンパク質量
体重1kgあたり1.2〜2.0gが運動する人の目安。
→ 体重60kgなら72〜120g。プロテイン1杯で足りる話ではありません
③ 1食あたりの値段
袋の価格ではなく「1杯いくら」で割り算する。
→ 3ヶ月払い続けられる金額かどうかが判断基準です
ビタミンや味を足すほど、粉全体に占めるタンパク質の割合は下がります。
同じ1杯でも中身が違う、というのはここです。
②が想像しにくい人は、食品に置き換えてみてください。
卵1個でおよそ6g、納豆1パックでおよそ8g、鶏むね肉100gでおよそ22g、鮭1切れでおよそ18g。
体重60kgで1日90gを目指すなら、この積み上げにプロテイン1〜2杯を足してようやく届く量です。
逆に言えば、1杯増やして解決する不足量ではないということでもあります。
向いている人と、そこまで必要ない人
ビタミン入りは「全員に得」ではありません。
向いている
食事が読めない人
昼が麺類だけで終わる日が多い。
減量中で食べる量そのものを削っている。
錠剤を別で飲むと必ず忘れる。
そこまで必要ない
土台ができている人
肉・魚・卵と野菜が毎日そろっている。
すでにマルチビタミンを飲んでいる。
とにかくタンパク質の純度を上げたい。
ビタミン入りは、いわば食事が乱れた日の保険です。
保険が必要ない生活をしている人が、わざわざ割高な袋を買う理由はありません。
重ねて飲むときだけ、少し注意がいる
マルチビタミンをすでに飲んでいる人は、ここだけ確認してください。
ビタミンには水に溶けるものと、油に溶けるものがあります。
B群やCなどの水溶性は余った分が尿に出ていくので、多少重なっても体に溜まりません。
問題はA・D・E・Kの脂溶性のほうです。
こちらは体に蓄えられるので、サプリを何種類も重ねると合計が上限を超えることがあります。
プロテインとマルチビタミンを併用するなら、この4つだけ数字を足し算しておく。
それだけで十分です。
逆に水溶性は、まとめて一度に摂っても余った分は出ていきます。
朝と運動後のように回数を分けたほうが、体に残る時間は長くなります。
もうひとつ、ビタミンCは熱に弱い性質があります。
ホットで飲んだりパンケーキに混ぜたりすると目減りするので、狙って摂りたい日は水か牛乳で溶かすのが無難です。
結果を分けているのは、成分表より「続くかどうか」
ジムでよく見るのが、ビタミン入りに買い替えたのに何も変わらない、というパターンです。
理由はだいたい同じで、1日の合計タンパク質が足りていません。
土台が足りていないところにビタミンだけ足しても、使い道がないんです。
あとは、味と溶けやすさ。
ダマになる、甘すぎる、という袋は結局残ります。飲まれなかったビタミンは0点です。
甘い味のもので毎回お腹がゆるくなる人もいます。
その場合は甘味料が合っていないこともあるので、プレーンに替えて様子を見てみてください。
サプリを増やす前に、昨日の食事を思い出してほしい
栄養の話になると、つい足す方向に考えてしまいます。
でも体が変わるのは、いつも地味なところからです。
朝に卵をもう1個、夜に魚を一切れ。そちらのほうが効いてきます。
ビタミン入りプロテインは、その土台がある人の上乗せとして気持ちよく働いてくれます。
順番さえ間違えなければ、いい買い物になります。
この記事のまとめ
✅ ビタミンはタンパク質を使い切るための裏方。主役はあくまでタンパク質
✅ 裏面で見るのは「1食のタンパク質量・1日の合計・1杯の値段」の3つ
✅ 1食20g以上、1日は体重1kgあたり1.2〜2.0gが目安
✅ マルチビタミンと重ねるときは脂溶性のA・D・E・Kだけ合計を確認する
✅ 変わらない人の多くは合計量が不足。飲み続けられる味を選ぶのが最優先
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